お父さんの背中で |
家族で登るとは言え、小さな敬祐を背負っての山登りになるので少々の不安もありましたが、佐藤さんの細かな配慮から下見をしてくださって時間の想定や歩くコースまでも事前に知らせてくださっていたので、わたしたちはただただ安心してお山を歩かせてもらうつもりで出発しました。お天気も最後まで心配していましたが、朝から快晴で皐月らしい爽やかな風の吹く気持ちの良いお天気にめぐまれて、下山するまでなんとか雨にもふられずとても幸運な一日でした。
朝は7時半に出発。こどもたちも最初はあまり乗り気ではなかったのですが、いろいろ作戦をしたり準備をしているうちに何だかたのしそう!と気分が乗ってきたみたいで、当日も早起きして家族総出で協力できたことも良いスタートになりました。
出発の駅までは電車を乗り換えて、9時半頃到着。それから林道を歩いて目的のお山を着々と登って行きました。最初に佐藤さんからお山に登る注意事項がありました。
その中で印象に残ったのは、あくまでも私たちはお山の中にお邪魔させてもらいますという気持ちで歩かせてもらいましょう!ということでした。何となく山に登るぞ!と勝手に意気込んでいた私には自分の高慢な気持ちにストップをかけてもらった言葉でした。あ、、そうだった、、。日本の山にはどの山にも神様が宿っている、その神聖な場所を私たちが入らせてもらう、そういうことを忘れていました。
終始落ち着いて気持ちよく引っ張ってくれた佐藤さんの後ろ姿にはただただ感心させられるばかりでした。きっと彼女は幾度もの体験からそのことを学んで体得しているんだろうな。
途中何回かの休憩はありましたが、下山したのが午後の4時近くだったのでかなりの距離を歩きました。子供たちも終始機嫌が良かったとは言えませんでしたが、良く最後まで頑張り切ったなあと感心感心。とくに3女はまだ4歳、彼女の耐力にもびっくり。お父さんがずっと敬祐をおぶっていたし、私も背中に大きなリュックだったから頑張って歩くしか
なかったのでが、それにしたってよく頑張った!きっとこの登り切った力が何か彼女の自信になって繋がってくれると信じています。
私も今回のこの山登りではとにかくひたすらに歩く事に身を委ねて、頭では何も考えず歩いてきました。初めてにしてはすごく気持ちもからだもラクチンで心地の良い疲れだけが残りました。お大袈裟に言えば自分の魂が生まれ変わるそんな気持ちにさせられました。
佐藤さん、今日は素敵な一日を本当にありがとう!
そして私の念願だった山登りに気持ちよく付き合ってくれた家族と一諸に登ったお友達にも感謝します。
また行きたい!
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