2013年5月2日木曜日

ちまき

我家の庭の柏の木も葉っぱがようやく芽吹いてきています。例年まだ端午の節句にはこの柏の葉が間にあわないので5月の下旬くらいに柏餅を作ります。

昔から重吾の節供にはよもぎや菖蒲といった香りのつよい薬草を摘み、邪気を祓うという風習があったと聞きますが、やがて長い年月の中で幼子の成長を願う歳時となり今は柏餅や粽といったお菓子を頂いて健やかにそして伸びやかにという意味合いも含まれた「歳時菓」が出回る様になりましたね。

柏の葉は本当に不思議な植物で、秋に枯れた葉を次の子孫が残るまでずっとずっと離さずに待っているのです。新芽がでるこの季節になるとようやく自分のいのちを引き継ぐようにして落ち葉になってゆくのですよ‥だれがそんなことを教えてくれるのでしょうね。不思議でたまらないです。でもそんな風にむかしから言い伝えられていることや季節の行事を通して私たちは大地自然とともに生かして頂いているのだと感じます。しぜんと感謝の念が湧きますね。

今日は主人と敬祐と久しぶりに時間を作って外出しました。気持ちの良い1日でした。
帰り道東京の和菓子屋で粽を買って3時のお茶に頂きました。
敬祐が喜んで笹の葉をぐるぐると紐解いていました。笹の葉のかおりが何だか悪いものをも持っていってくれるようなそんな昔の人の思いを彷彿させました。
来年はつくってみよう。



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