2013年3月19日火曜日

『海の精』のおはなし

今日は毎月恒例の食べることの会と兼ねて『海の精』のお塩のお話会をやりました。
塩は全てのお料理するなかではすべての元になるような調味料ですが、そんなに真剣にその存在を考えた事はありませんでした。(今回の勉強会では塩が私たちの生活に浸透しているのあらゆる用品の元になっていることも知りました。)

私が「海の精」のお塩と出逢ったのは、有機農業の研修をしていたときにその中で食事療法を同時に教えて下さった九州の赤峰勝人さんの研修先です。
この食事療法では基本的に玄米菜食で調味料は塩、醬油、味噌、酒のみ。砂糖や乳製品などは一切使用せず日本の伝統的な食事を伝統的な工法で作られた調味料で作るのですが、今までの自分の概念からはかけ離れたものだったのでかなりのカルチャーショックをうけました。でも生理不順の自分の体をどうしても自然のちからで治したいと必死でしたので縋る思いでこの研修先に尋ねて行きました。当時はまだこういうことも少数派であまり注目されていないものでしたが、今ではもうかなり世の中に浸透してきましたよね。マクロビオティックとか玄米菜食も全く珍しいものではなくなりました。

前置きが長くなりました。
今回の塩のお話、とてもためになるお話ばかりでした。
あまりに満載の2時間でしたので、少しだけ抜粋してみたいと思います。
なかでも塩が様々な原料(海水だけではなく海外から輸入された塩から塩を作ることもあるのだとか)と工程によって作られている事や塩は調味料としてだけではなく、食品加工や工業用、道や道路の凍結防止などにも使われていることも知りました。

私たちのからだをつくる血液の塩分濃度は0、9%だそうです。だから私たちはこれと同じ塩分濃度の塩味を一番おいしいと感じるそうです。だから個々で体内バランスは違うのでいつも以上に塩分を必要とする場合もあるし、そうでない場合もある。そういう事って分かっているようであまり意識したことがありませんでした。

海の精は純国産100%の海水からつくられた、しかも伝統的な工法でつくられた安心信頼できるお塩です。
だからただの塩っぱさだけでなくあらゆるミネラル分が含まれているのでどことなく甘みも感じさせてくれます。発酵食品を作る工程でも微生物の媒体としてこの塩のなかにミネラル分が含まれていないとおいしさのハーモニーを生み出せないそうです。すごいと思いませんか?なんて繊細な調味料だったんだって改めて自分の使わせてもらっている調味料を見直してしまいました。
良い塩は地球の生命の源であり、生命にとって必要なさまざまなミネラルを含む海水から直接生産するものがベストだそうです。塩を作り出す工程にもものすごいエネルギーがかけられている事も今回初めて知りましたが、天日・平釜製法というものがお勧めだそうです。
今回のお話で私たちが身土不二という考え方をもとにすることに改めて深い意味がある様に感じました。塩のような基本になる調味料もその成分や味により私たちの食文化や味覚文化にも大きな影響を与えている様に思います。

そしてもう1つ。私たちの体が本当においしい!と感じさせてくれる食べ物の裏には多くの恩人たちの知恵や苦労の上に引き継がれてきたという事にも深く感謝の念が湧きました。

「海の精」は我家では10年以上愛用している調味料です。他のお塩と比べると少し値も良いものですが、この塩のおいしさを知るとどうしても他のものに変えられないのです。
もちろんこの塩だけだとちょっと塩を入れて茹でる時や漬け物の下漬けにする時には勿体ないので他の海水塩と併用して使っています。
いつも近くのヤオコーで4つくらいをまとめて購入しています。焼き塩はヤオコーで取り扱いがないので、ふじみ野のsoycaの伊勢丹で購入しています。




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