おばあちゃんが人が来るという時に良く作ってくれた「バラ寿司」が小さい時とても好きでした。おばあちゃんのバラ寿司は鶏コマ肉と干し椎茸、竹の子、人参、ごぼう、油揚げなんかをうす甘く煮上げたものを素飯に混ぜてあって本当にそれだけでご馳走になるようなお寿司ごはんでした。寿司桶いっぱいにあるお寿司を何度もおかわりしてよく食べたものです。その味を追いかけてこれまでにも何度も何度も作って来ましたが、なかなかその美味しさには到達できませんでした。でも最近やっと少しずつおばあちゃんの味に近づいて来た!ような気がするのです。自分なりに目標を作り、舌の記憶を辿っては工夫も重ねました。ほとんどの料理をおばあちゃんは手計り?でやっていたのでレシピというものがないのですが、(ご飯1升に対して塩はひとにぎしよってこんな具合に)私もその辺は結構いい加減なので毎回その時によって臨機応変にやってみています。でもこれだという納得のゆく味になった時にはきちんと記録を残して子供たちにも我家のレシピとして残してあげたいなって思います。
今日はこのお寿司を娘がレイアウトして飾り、めぐみ助産院の忘年会に持って行きました。急に思いついて作ったわりには上出来でまだほの温かいうちに召し上がってもたったのですが、できたてのお寿司ってこんなにおいしいんですね!って誉めてもらいました。うれしい!
ご飯を炊いてお酢を打って、お野菜を切って煮て、混ぜて。薄焼き玉子を焼いて切り青みも絹さやをさっと茹でて切っておく。ひとつひとつ、頭で整理しながら準備して行かないとお料理って完成までほんと手間ひまかかるものだよな、、でもだからこそ楽しくて美味しくて伝わるのだと思います。
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