まあいいや、あるものでやろうと取り敢えず戻しておいた干し椎茸を細かく切って鳥ひき肉と人参とエノキで増量して甘辛い五目の具を炊いておいた。
青みは子供が食べやすいように、小松菜を湯がいて細かく切ったものをちょと醤油で下味付けてから混ぜました。
私のおばあちゃんの五目寿司は決まって、鶏こまと干し椎茸と人参とごぼう・油揚げと春には葺きが必ず入っていた。青みのものはサヤエンドウだったな。
人寄せがあるとよく作ってくれた五目寿司。大好きなごはんだった。具を炊いて混ぜるだけでしょ?いやはや、、おばあちゃんの味に到達するにはほんとうに時間がかかる。
これも何度も何度も試行錯誤の上、だいぶコツが掴めてきた。
大きな飯台に炊きたてのごはんを入れて酢を打つとき、いつもおばあちゃんの昔の姿を思い出す。ゆっくり大きくね、かき混ぜるんだよ。その手つきは本当にあったかいおばあちゃんそのものだった。今や台所を引退してしまったけど、やっぱりできるならば最後まで台所はやり続ける方がいいと私は思っています。
台所は命の薬局。甘んじてはいけない場所です。
おうちの青紅葉と山椒をのせて |
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