読んだ!
とにかくこんな人が実在していたというだけでも胸が熱くなる。
昨年夏に読んだ「永遠のゼロ」でかなりやられてしまった感があり、どうしても読んでみたかった本の1冊でした。
前半は勢い良く読み、後半はかなり細切れだったけど隙間を見つけては本の中の「クニオカテツゾウ」に逢いたくてずんずんと読み進む。
終盤にかかった頃、夕飯が終わった後のひと時に読み始めたら‥胸が熱くなって涙腺も緩んでぼろぼろと落ちる涙を抑え切れなくなって‥そしたら斜め前に居た旦那さんに気づかれてどうしたの!?って笑われて、しかも奥で大人しく遊んでいた子供たちまで寄ってたかって私の情けない顔を見て大笑いされ、、。せっかく熱くなっていいところだったのに!としぶしぶ本を閉じ、明日の楽しみにしようと渋々寝る支度をしたのでした。
次の日、上の娘たちは従兄弟のダンス発表会に呼ばれたので下の2人を連れて公園にいくことに。子供たちが自由に遊び始めたので、ベンチに坐って青空の下で最終章を読み終えました。何とも贅沢な時間でした。
主人公でもある「出光佐三」こと「國岡鐵三」の生き方そしてそれを支えてきた人々の熱さを共にしたような変な達成感みたいなものまでもわたしの心に熱く残った。
今の世の中、ものや情報が溢れかえっていて、かえってそれが人の心を窮屈にさせているような気がします。本来、人間ってもっと熱くて良いと思うし、いやそうありたいと思うのです。これからの時代をつくっていくのはお金やものではなく「ひと」なのだから。
百田尚樹の本を読むとこれから日本と日本人のあるべき姿を問われているような気持ちにもなります。
「人間尊重」か‥深いなあ。
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