その昔、新橋に勤めていた時に憧れだった銀座界隈を散歩して帰るのが楽しみの一つでもありました。その時はまだ銀座8丁目に「銀座千疋屋」が古い建物のまんまの店構えでのお店が存在していたのです。でも千疋屋のフルーツが高級であることは知っていたし、中に入ってみるだけでも勇気がいったものでした。だって入っていく人たちもどこかセレブな空気感があったから。でもいつかここのフルーツサンドが食べてみたかった!だけど、その願いは叶わぬまままでした。
いつだったかまだ娘が小さいころどうしてもと思って千疋屋のカフェでフルーツサンドを注文してみたことがありました。この魅惑のフルーツサンドはいかに!
でも意外にも自分が想像していたよりもそんなに感動は大きくありませんでした。なんだこれなら自分でつくるべし!
そうは言っても生クリーム入りのパンといのにはどことなく抵抗があり、しかも子供がうまれてからの年月ほとんど妊娠と授乳を繰り返しているのでわたしにとっては禁断の味。
なのでいつしか生クリームそのものが特別な日の特別な素材にさえなっていました。
まあ、それくらいの頻度でちょうど良いのだけどね。
でも、なぜか20%OFFの表示に引き寄せられて買い置きしてしまった1パックがありました。今日はいいや、明日もいいやと引き延ばしているうちにあーもう賞味期限切れてるし‥と思って今日の特別なおやつになった訳です。
因みにパンは「朝霞ベーカリー」というお店の生地自体がちょっと甘い食パンです。
ここのパン屋も地元ではちょっとした人気店らしいですね。知り合いの方が3斤分もある大きな食パンを差し入れて下さったのでおいしいうちにいただこう!ということで。
8枚切りくらいになっていたので、ちょっと分厚目でしたけどね、、こどもたちはご満悦でした。
こう書いてみると別に何でもないことなんだけど、日々のごはんを大事に思いながら作っている私にとってはひとつひとつのたべものが家族に綴る日記のようなものなのです。
まいにちのごはんがかぞくとのページになっていくこと、これはわたしにとってもこどもたちにとってもかけがいのないことです。
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